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刹那と永遠 - Moment and eternity -

刹那と永遠 - Moment and eternity -

・北海道3

<憧れの北斗星に乗るの巻@北海道 2001年9月2日~6日>

函館(表紙用)

< 三日目 9月4日(火) 深夜 >

23:35発の函館行き「快速ミッドナイト」に乗るため、札幌駅へ戻りました。
深夜だというのに、札幌駅はすごい混雑振りです。祭りのようです。
札幌を出発する深夜特急に乗ろうとするパッカーの若者でにぎわっています。
時間感覚がおかしくなりそうです(笑)

札幌駅1
★特急列車の乗車位置が短冊のようにぶら下がっています。

札幌駅2
★「すずらん」「ライラック」北海道にちなんだ花の名前が風流です。
札幌駅3
★この列車はどこへ行くのでしょう・・・。

「快速ミッドナイト」に乗車です。
満員御礼。結構利用者が多いんですね。
走り始めてしばらくすると、照明が暗くなりました。
乗客はみな眠り始めました。hakapyonもうとうとしはじめると、どこかからぷんぷんとニンニクの香りがしてきました。
イヤな予感がして隣を見ると、なんと母がビール片手にススキノで買ったギョウザを食べているではありませんか!!(@@
は、母よ、ちったあ場の空気読め!(驚)と顔から火が出そうに恥ずかしかったhakapyonです。でも、母に「美味しいよ~♪」と進められて、hakapyonも2、3コ食べてしまいました(笑)美味しかったです。
(あの時hakapyon親子の周囲にいた方々・・・すみませんでした・・・)

餃子を食べる親子や眠りにつく乗客を乗せて、
「快速ミッドナイト」は函館を目指し、夜を駆けます。


< 四日目 9月5日(水) >

淡い眠りから目が覚めると、列車は海沿いを走っていいました。
札幌に向かう北斗星の中から見た、あの静かな海です。
天気が良かったので、前に見た時よりも寂しい感じはしませんでしたが、やはり独特の静けさが漂っていました。
その後、大沼国立公園周辺の緑の中を抜け、電車は函館に到着しました。

函館に降り立ったとたん、汐の香りが飛び込んできました。
すぐ近くに海が見えます。
ますは腹ごしらえということで、函館朝市の「きくよ食堂」で三色丼を食べました。

函館1(朝食)
★うに、イクラ、ホタテの三色丼です。新鮮な食材!

おなかも一杯になり、ますは函館市内を散策です。
路面電車に乗って、函館の名所を廻りました。

函館2(坂の上から)
★ドラマ「ランチの女王」に登場した風景かな?

函館3(港)
★函館港が一望です。

函館4(資料館)
★山のふもとの資料館です。

函館(函館マンホール)
★函館仕様マンホール。

函館(イカマンホール)
★イカしたマンホール。

函館(看板1)
★ゴミゼロ運動にいそしむカモメさん。

函館(看板2)
★イカさんも頑張ってます。

港のレンガ倉庫などを散策した後、路面電車に乗って「谷地頭温泉」に向かいます。
温泉の前に、近くにある「立待岬」まで足をのばしました。
途中、カラスが飛び交い、お墓などもあってちょっと怖い雰囲気でした。
石川啄木のお墓もありました。下北半島を望むこの場所を選んでのでしょうか。

立待岬からみる海は、たいへん荒々しく、外海だな~という感じがします。
海の向こうには下北半島。内地です。

谷地頭温泉は、市営の温泉のため料金が安いです。
茶褐色のすこし塩辛い良泉でした。とても気持ちよかったです。
列車に何時間も揺られて蓄積していた旅の疲れが取れ、肩と足が軽くなりました。

温泉の後は、ついにこの北海道旅行のエンディングを飾る「函館山の夜景」です。
函館山行きのバスに乗り込み、函館山へ向かいます。
夜景を美しく見るために、バスの照明は落としてあります。
山を登るにつれて、ちらほらと街の明かりが見えてきました。
美しい!宝石をちりばめたようなパノラマです。
バスを降りて展望台に登ると、さらに素晴らしい夜景が待っていました。

函館(夜景)
★宝石をちりばめたような美しさでした。

夜景は素晴らしいのですが・・・展望台の混雑振りは何なのでしょう!
修学旅行生や団体客でごったがえしていました。迷子になりそうでした。
みんな夜景の美しさに感動していました。

港に戻り、レンガ倉庫のビアホールで夕食をとりました。
北海道、最後の晩餐です。
もちろんこの店の料理も美味しかったです。
ホントに北海道は何処で何を食べても美味しかった。素晴らしい所です(笑)

ほろ酔い気分で路面電車に乗り、函館駅へ向かいました。
もうすぐ北海道を去らなければなりません。

深夜の函館駅には、バイカーやパッカーがごろ寝していました。
旅人のひと時の休息です。彼らはこれから何処へ行き、誰の元へ帰るのでしょうか。

hakapyon親子は23:35函館発の北斗星に乗って、北海道を後にします。
北斗星が早めに到着したので、記念に写真を撮りました。

函館(北斗星)
★憧れの北斗星とツーショット♪

この写真を撮るのに夢中になっていたら、あやうく列車に乗り遅れそうになりました!
ああ、危なかった!!最後の最後でやってしまうところでした。
無事に乗り込めて良かったです(^^;。

帰りの北斗星の内部です。

函館(北斗星個室)
★北斗星のB個室。コンパクトな室内。浴衣もあります。

函館
★帰りの北斗星の食堂車。行きとは雰囲気が違います。

長旅の疲れもあいまって、この日は直ぐに眠ってしまいました。



< 9月6日(木) 最終日>


翌朝、隣の部屋の母の訪問でやっと目を覚ましました。
時計を見ると既に10時近く。かなり眠っていたようです。
母が、サンドイッチと珈琲を片手にhakapyonの部屋を訪ねてきました。
hakapyonの部屋で、旅の思い出を語りながら一緒にサンドイッチを食べました。

母と二人きりで旅をしたのは初めてですが・・・とてもよい思い出になりました。
深夜の列車の中でギョーザを食べはじめたのにはビビりましたが(^^;ゞ、
花の名前や植物の種類に詳しかったり、心配していた美瑛の丘のサイクリングでは、
hakapyonを置き去りにしてガンガン自転車を漕ぐ体力のあるところを見せてくれたりして
何十年間と一緒に生活していてもわからなかった、母のチャーミングな面を知ることが出来ました。
おちゃめな母よ、いつまでも元気でいてくださいね。

車窓の風景に目をやりました。
家と家の感覚が狭くなり、風景に緑が減ってきました。
だんだんと都会に近づきつつあるのが風景だけでもわかります。
「この旅ももうすぐ終わりだね・・・」
すこしおセンチになったhakapyon親子でした。

そうしてこうして、無事に北斗星は上野駅に到着しました。
行きは長く感じましたが、帰りはあっという間です。
東京駅の大丸のてんぷら屋で母とビールで乾杯しました。
「お疲れ様~!」
「楽しかったね~。また行こうね」
「今度は何処にする?」
懲りない親子です。

さて、次は何処に行こうかな・・・。             

     
                            (完)









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